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alonsoスピード塾 第2回
2007年01月16日 (火) | 編集 |
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今晩は!ほんの1週間前は暖冬っぽさゼンカイでしたが、年末から冷え込んできて、結局今年もかなり寒いお正月でした。

さて、alonsoスピード塾第2回は、レーシングタイヤについてです。
F1に限らず、モータースポーツの世界では車体と同様、タイヤも日夜研究が続けられ、常に開発が進められています。
2007年のF1レギュレーションではブリヂストンの独占供給となりますが、昨年まではブリヂストンとミシュランの2社がタイヤを提供していたため、この2社の間での熾烈な開発競争が繰り広げられていました。

外から見ただけでは全く同じに見えるタイヤですが、各サーキットの舗装路面に向けて材質などが吟味され、そのサーキットに最適化されたタイヤが用意されます。
同じサーキット向けのタイヤでもコンパウンドの材質によって硬さの種類があり、そのレースが行われる時間帯の天候や気温、ドライバーの好みやマシンのセッティングに応じて使い分けます。基本的に柔らかいタイヤはグリップ力が高いですが耐久性に劣るため、グリップ力の低下が早いです。一方で固めのタイヤは逆の特性で、絶対的なグリップ力はソフトコンパウンドのタイヤに劣りますが、その分耐久性が高いです。
また、レーシングタイヤには晴天用と雨天用のタイヤが分かれており、大まかに4種類に分けられます。

・ドライタイヤ:表面に溝がない※晴天・曇天のドライコンディション専用タイヤ。乾いた路面では最高のグリップ力を得られますが、濡れた路面では使い物になりません。
※F1用のタイヤはレギューレーションにより、4本のミゾが刻まれています。

・インターミディエイトタイヤ:表面には水はけのためのミゾが彫ってあります。雨の降り始めた路面や乾きかけの路面、いわゆる「チョイ濡れ」向けのタイヤ。さほど路面が濡れておらず、ウェットタイヤをつかうまでも無い状況下で使用します。
乾いた路面では磨耗が激しく、数周で寿命がきます。

・スタンダードウェットタイヤ:雨天時の濡れた路面向けのタイヤ。こちらも水はけ用のパターンが彫られています。乾いた路面には適しません。

・エクストリームウェットタイヤ:大雨専用のタイヤ。スタンダードウェットよりもさらに深いミゾが刻まれています。


よくF1中継でのピットインのシーンでタイヤ交換の場面が見られるかと思いますが、それぞれのタイヤの外見を知っておけば、交換するタイヤの種類が分かり、「あのチームはウェットか・・。」「このチームは雨なのにドライで行くの!?」といった感じで、レース展開がより楽しめます。

そんなレーシングタイヤの寿命は極端に短く、レースでは1組のタイヤはわずか100キロほど走っただけで交換されてしまいます。一般車のタイヤは数千キロは使いますから、その差は歴然です。昔存在した予選専用タイヤに至っては10キロと持たないものも存在します。それでも、1周持てばいいのですから、10キロ持たなくても大丈夫だというわけです。

ここまで極端な差が出る理由は、そもそも一般車向けのタイヤとレーシングタイヤでは、形こそ同じですが、中身は全くの別物だからです。一般車のタイヤは非常に長い距離を走るため、耐久性やコストを優先した製品に仕上げるのが普通ですが、レーシングタイヤはコスト度外視でとにかくラップタイムを縮めるために設計されています。

もう一つの要素はグリップを得る方法に違いがあるためで、一般のタイヤは路面との摩擦力でグリップを得ますが、レーシングタイヤはある程度走行してタイヤを高温になるまで加熱させ、タイヤそのものを溶かして高いグリップ力を発生させます。
走行中のタイヤの温度はおおよそ100℃。触ったら確実に火傷する温度です。ピットインしたマシンのタイヤを良く見ると湯気が出ているのが分かります。レーシングタイヤは熱を入れないと本来の性能を発揮できないので、スタート前のフォーメーションラップや、セーフティーカー先導中に各マシンがジグザグ走行してタイヤにしっかり熱を入れるのです。

最先端技術の力を路面に伝え、形にしていくタイヤは、エンジンと同じくらい重要なパーツなのです。
レーシングタイヤについてもっと詳しく知りたいという方は、こちらが参考になるかと思います。

次回は「サーキットにも標識!?~レーシングフラッグについて~」を掲載予定です。
ではみなさん、お休みなさいー!

(Written by アロンソ)
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