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[デジタる?コラム] テレビ放送の行方
2005年10月13日 (木) | 編集 |
2005年10月13日、とある2つのニュースが世を騒がせつつある。今回はそのニュースを交えながら、テレビ放送というニュースの主軸とは少し違った視点で考察してみることにした。

1.テレビ番組の販売(iPodでビデオの購入)

Apple、QVGA液晶搭載MPEG-4/H.264対応の新「iPod」 (2005年10月13日)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20051013/apple1.htm
051013ipodvideo-1.gif


携帯音楽プレーヤーの代表的存在であるiPod。iPodはこれまでに音楽だけでなく、写真やラジオ(ポッドキャスト)などの機能も追加し、時代に合わせて成長してきた。そんなiPodが今回は動画の再生という機能を備えてモデルチェンジした。

注目すべきなのは動画形式。MPEG-4 AVC(H.264)に対応している点だ。

MPEG-4 AVC(H.264)とは、最近話題になっているテレビのケータイ向け地上デジタル放送「ワンセグ」と全く同じものなのだ。
しばらくはPVといったミュージッククリップやショートムービーをiTunes Music Storeにて300円ほどで販売するようだ。さらに米国では、テレビ局と提携しテレビ番組などの販売も行っていくそうだ。

日本では、地上デジタル放送とワンセグの動画形式が同じため、ワンセグで放送した番組をiPod向けにする際、スムーズに変換が出来ることになる。これはiPodでの番組配信に拍車をかけることになるだろう。

ここで考えられるのは、近いうちに視聴者(ユーザ)がテレビ番組を購入する時代になるということだ。購入するということは、それからずっと自分のパソコンの中・iPodの中に番組が残り、いつでも視聴が可能となる。

2.テレビ番組の配信(オンデマンド配信)

そしてテレビ番組を買うといえばもうひとつ、いわゆるオンデマンド配信が挙げられる。ブロードバンドという高速回線で視聴者が番組単位で配信先にお金を払うことで、その番組をストリーミングでいつでも配信してもらう、つまりいつでも観られるというものだ。上記に挙げたiPodのパターンとは少し違い、自分のパソコンに番組は保存されないが、高速回線の常時接続により高画質高音質な番組を楽しむことが出来る。

楽天、TBSに経営統合申し入れ (2005年10月13日)
http://www.asahi.com/business/update/1013/131.html

ライブドアがフジテレビの株を大量購入したことは誰もが記憶に新しいことだろう。ライブドア代表の堀江氏は、ITとテレビ放送の融合が近い将来やってくるということを想定し、このような経営手法を取った。そして今回はネットポータル大手の楽天がTBSの株を大量購入し、経営の統合を申し入れている。IT業界はテレビとの融合が確実視されているということに他ならない。

今でこそテレビ付きパソコンというものが主流になっているが、そのテレビとは現行の地上アナログ放送をチューナーで受信しているだけだ。今後はポータルサイト、あるいはテレビ番組配信サイトとなるIT企業がテレビ放送企業を傘下にし、インターネットでの番組販売、オンデマンド配信という形でパソコンでテレビ番組を視聴する時代がやってくることになるだろう。

3.テレビ番組の受信(地上デジタル放送)

では、我々が今までお世話になったテレビの地上アナログ放送、そしてその進化である地上デジタル放送に未来はないのだろうか。

携帯で楽しめる地デジ放送「ワンセグ」、2006年4月1日開始 (2005年09月27日)
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/25808.html

地上アナログ放送はすでに2011年7月24日に停止することが決まっている。代替となる地上デジタル放送の方は東京都心などですでに開始されており、地上アナログ放送が終了する日までに各家庭でテレビの買い替えや、地上デジタル放送のチューナーが搭載されたカーナビ・ケータイへの買い替え需要が増えることだろう。

4.コンテンツ構成の変化

iPodでのビデオの購入やオンデマンド配信と言った視聴者課金システムによる番組の販売・配信が近いうちに普及する可能性は高い。しかし、デジタル放送はそれら課金システムとはまた違った面が存在する。その違いとは、「番組を取りに行くか、来るのを待つか」だ。

「番組を取りに行く」、つまり番組の販売や配信の場合、とあるテレビ番組が観たいと思った時にすぐに観られたり、あるいは持ち運びが容易になるメリットがある。ドキュメント番組やドラマ番組といったコンテンツに関しては、こちらのパターンに向いているということになる。

「番組が来るのを待つ」、つまり地上デジタル放送の場合、ニュース番組や災害・交通情報といった速報性のあるものやバラエティ、あるいは広告といったものもこのシステムの方が力を発揮できることが多い。

つまり、インターネットによる番組の販売・配信と、チューナーによる地上デジタル放送の受信は、今後コンテンツ分野で大きく再編される可能性があるということだ。

5.まとめ

20世紀が量の時代だったのに対し、21世紀は質の時代としばしば言われる。そしてなによりもハードからソフトの時代へと移り変わる。消費者は多様化している。リビングのテレビが無くなることもなければ、ケータイによるテレビの視聴も無くなることはない。今後はコンテンツというソフトを重視し、それぞれの強み(ニーズ)に対応できるかどうかが、テレビ放送の行方を照らす架け橋になるのではないだろうか。

(posted by mockey)
コメント
この記事へのコメント
TBをつけさせていただきした。TBSの買収騒動についての私的な考えを掲載しています
2005/10/14(Fri) 00:17 | URL  | ゆう #79D/WHSg[ 編集]
1番のMPEG-4 AVC(H.264)とは、最近話題になっているテレビのケータイ向け地上デジタル放送「ワンセグ」と全く同じものなのだ。
って書いてるけどブルーレイと同じコーデックだから話題になるんじゃないかな~
2005/10/15(Sat) 12:31 | URL  | ノヒタ #79D/WHSg[ 編集]
>>ゆう
TB返ししておきました。
>>ノヒタ さん
コメントありがとうございます。
H264は高い圧縮率とMPEG2に匹敵する画質を表現できるということで話題になっており、それがiPodにも搭載されるということで話題になる…ということでしょうか。
たしかにH264はHD DVDやBDが対応するコーデックですね。
ただ、これらのレコーダはワンセグの録画を想定していません。映画などを高画質のまま高圧縮で保存するためにH264を採用したものと思います。
テレビ放送についてのコラムということで、iPodのビデオ再生機能が、解像度・ビットレート・秒間フレーム数などに関してワンセグに近いものだったため、ワンセグからiPodビデオへの再利用がしやすいかと思ったために書きました。
bringできるコンテンツということで共通するのはワンセグとiPodです。ワンセグで放送した番組を再利用という需要が今後は生まれるのではないでしょうか。
2005/10/15(Sat) 17:50 | URL  | mockey #79D/WHSg[ 編集]
これはある意味
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サイバーテロだいったい何のことかと思いの読者の皆さんにご説明したい今日もいつものようにバイトをしようと、会社に行き自分の席に座り、パソコンのセットアップを行った...
2005/10/14(Fri) 00:15 | URL  | guest #79D/WHSg[ 編集]
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